コンバットテントにシームテープを貼ってみたら、意外に奥が深いことが分かった

コンバットテント

さて、ようやくシームテープ貼りまでたどり着いたので、事前に購入しておいたシームテープの出番です。幅20mmのものを使用します。

シーリングテープ シームテープ 防水テープ 50M 補修テープ 水漏れ防止 テープ カッパ テント シート バイクカバー ウェーダー DM-白中封筒

そういえば、シームテープについて面白いことに気が付きました。

コンバットテントはヨーレイカとダイヤモンドブランドの2種類あるのですが、ヨーレイカのほうはテント、フライともにシームテープで処理がされていなかったんです。

最初は劣化して剥がれてしまったのかとも思ったのですが、テント3枚、フライ2枚すべてきれいさっぱり痕跡もなかったので、最初から貼ってないんだという結論になりました。

軍に納入するものなので、基本的に同じスペックだと思うのですが、何か違いがあるのでしょうか?

まあ、とりあえず古いシームテープをはがす手間は省けました。

ダイヤモンドブランドのほうは、シームテープが剥がれてしまっていましたが、痕跡はあったのでその部分に貼っていくことにします。

ダイヤモンドブランド

このテントがいちばん状態が良かったので、しっかりと防水処理して復活させたいんですよね。前に雨の中で使用したときは、テントのコーナー部分の縫い目から雨が侵入してきていたので、そこはシームグリップで塞げばいいかなと思っています。

テント床面の縫い目ですが、もともとは30mm幅のシームテープが貼られていたようです。20mm幅でも縫い目はカバーしているので、問題ないと信じて作業を開始します。ちなみにフライのほうは20mm幅のテープでしたが、まだ問題ないようなので、テープが浮いてきている部分をアイロンで再接着させて補修完了させておきました。

それでは、アイロンの温度設定を中温にして、端の部分から接着していきます。アイロンを直に当てるとテントが溶けるかもしれないので、ガーゼのハンカチをシームテープにかぶせてアイロンを当てていきます。

この時、アイロンの先端のほうを使うと作業がしやすいです。あと一気にすべて貼ってしまおうとするより、10~15cmづつに区切って進めるほうが、シームテープが縫い目から外れないようにコントロールできるので、初心者には失敗が少ないかと思います。

また、縫い目の部分は平らではなく中心が高くなっているため、アイロンを当てても左右が接着できません。なので、真ん中⇒右⇒左という感じで、3ステップで進めていきます。

真ん中⇒右⇒左の順に接着していきます

貼り終わるまでにかかった時間は約40分でした。気泡も残らず、わりときれいに貼ることができました。

ヨーレイカ リンレイフローリングワックス処理

次はヨーレイカのテントです。こちらはリンレイのフローリングワックスで防水処理したものです。詳しいことはコンバットテントの撥水処理と防水処理を見てください。

手順は先ほどと同じです。進めていくうちにふと気が付きました。あれっ?シームテープが浮いてるところがある。再度アイロンを当てて接着させます。また作業を進めていると、終わったところの一部が浮いています。もしかしてちゃんと接着できていないのかもと、その部分をひっぱると剥がれてきます。

げっ、これはやばいと思い、ほかの部分も確認してみますが、しっかりと接着しています。どうも所々接着しずらい部分があるようです。しつこいくらいにアイロンを当て、何とか接着できました。実際に使用していくと、剥がれてくるかもしれないので、今後様子を見ていくことにします。

ヨーレイカ ホワイトベアー 防水液

最後に、ホワイトベアーの防水液で処理したテントにシームテープを貼っていきます。このテント、防水液で処理はしているものの、塗ったところがなんかしっとりしていて水がしみ込みそうなんですよ。塗りむらも目立つし、失敗したと思いつつ作業を始めます。

作業を進めていくと、テントに変化が現れました。シームテープを貼った周りの部分がつややかになり、色むらが消えているんです。もしやとアイロンの本体に入っていた水を落としてみると見事にはじくではないですか!一方アイロンを当てていない部分はというと、じんわりとしみ込んでいきます。

熱を加えて仕上げろなんて、防水液の説明には書いてなかったけどなあ。とりあえずシームテープを貼り終え、全体にアイロンをかけていきます。すると、なんということでしょう!塗りむらはなくなり、防水性能がグレードアップしました。今までの苦労が報われた瞬間です。

まとめ

今回、シームテープ貼りをした結果、熱を加えることで防水液の効果を上げられることを実感しました。そのような情報はネットで小耳にはさんではいましたが、ここまで効果があるとは思ってもみませんでした。

また、防水処理によってはシームテープが剥がれやすくなることもあるかも。先にシームテープを貼ってから防水処理したほうがいいのか迷うところです。

最後に、まだ手を付けていないヨーレイカのテントが1枚あるので、どのようにしようか思案中です。ゆっくり楽しみながら進めていきますので、記事になったらまた見てくださいね。

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