今回は放出品によくある破れの補修について、実際にやってみたことでわかったことやコツを紹介していきます。
3年ほど前からメルカリで不用品を売っているうちにミリタリー系の出品が目にとまるようになり、もともと好きだったこともあって、アウトドア用に米軍放出品をそろえるようになりました。
その中で、コンバットテントとスリーピングバッグは完品だとかなり値が張るので破れなどのあるものを安くゲットし補修して使うことにしました。
テントの防水処理についてはかなり手間と労力がかかり大変でしたが、破れの補修については比較的簡単に行うことができたので、購入を考えている方の参考になればと思います。コンバットテントについての記事はこちらからどうぞ。
スリーピングバッグの補修に関しては、破れの補修とさらにひと手間をかけることで、見違えるほどよくなりますので、とくにおすすめです。
コンバットテントの補修
放出品のテントによくあるメッシュ部分の破れは、補修セットに入っている糸と針で繕うだけです。えっそんなこと?と思うかもしれませんが、網目をひとマスずつ糸でつなげていくときれいにふさがります。メッシュ部分に弾力性があるので、いい感じに修正され破れもめだちにくいですよ。
補修キットがなければメッシュと似た色のミシン糸で十分です。
次にポールを通す部分の破れですが、ここは力がかかるところなので、補強をしないとすぐに破れてきそうです。
そこで、これも補修キットに入っていたテントと同じ素材の布切れを利用して直していきます。
まず布を破れている部分の長さよりやや長めに切ります。2つに折ったら合わせた部分をポールを通す部分にかさねて一緒に縫い付けます。
しっかりと,縫い付けられたことを確認したら、今度はテント本体部分に縫い付けます。面倒ですが、目立たないように折りたたんだ内側 を縫っていきます。これでかなりの負荷にも耐えられるようになりました。
USMCスリーピングバッグの補修
こちらは現行型のスリーピングバッグの放出品です。破れのないものは1万円くらいして高いので、破れや毛玉のあるものを数千円で購入しました。
破れの程度にもよりますが、今回は比較的破れの少ない、パーツに欠損のない状態のいいものを入手できたのでよかったです。
それでは縫っていきましょう!
こちらもコンバットテントの補修用の糸で縫っていきます。布地を合わせて丁寧にひと針ずつ縫い進むだけです。たったこれだけで縫い終わったら、補修の痕もそれほど目立たなくなります。
ここで、もうひと手間かけるだけで、見違えるほど見た目と状態がよくなる方法があります。
それは、毛玉取りを使用して毛玉やほつれを取り除く、たったこれだけです。
わたしも最初は穴が空きやしないかと、おっかなびっくり行っていましたが、次第にコツをつかみ気持ちいいくらいきれいに毛玉やほつれを取り除くことができました。
ちなみにUSMCの放出品を何度か購入していますが、あの独特のにおいは何でしょうかね?お香のようなというか、決して悪臭ではないのですが気になります。
ただ、コンバットテントのにおいは本当に悪臭です。購入の際は、家族に非難されないように気を付けてください。
これで、コンバットテントとスリーピングバッグの破れの補修は完了です。
どうでしたか?割と簡単に補修することができ、価格も数分の1なので、あまりお金をかけたくないとか、状態のいい放出品がなかなか出てこないなあと思っている方には、こんな方法もあると知ってもらえたらうれしいです。