薪ストーブライフを送るために必須!薪づくりの方法

薪ストーブライフ

今回は薪ストーブユーザーなら避けて通れない、薪づくりについてお話していきます。これから薪ストーブライフを始めてみたいと考えている皆さんは、薪の確保ってどのようにしたらいいのか疑問や悩みがあるのではないでしょうか。

必要な薪はすべて購入しますという、お金に余裕のある人以外は、薪ストーブライフをおくるうえでクリアしておきたいことですよね。

具体的な方法を説明する前に、まず、わたしが始めた時のことをおはなしします。

わたしの場合は、親せきの山で伐採した木を大量にもらっていたので、最初の3年間はそれだけで何とか賄えましたが、4年目からは薪を入手する当てがなかったので、薪が尽きる前に薪ストーブユーザーのコミュニティーに毎月参加して、みんなで1日かけて割った薪を分け合っていました。

だいたい薪棚半分くらいの量が自分の取り分です。我が家のストーブの場合、薪棚3~4面分使用するので、7、8回は参加しないと1年分の薪が確保できないことになるのでそこそこ大変でした。

この5年くらいは会社関係や近所の知人から伐採した木があるよと声をかけてもらうことが多くなりました。

薪も割ってすぐに使用できるものではないため、最低でも1年、できれば2年以上乾燥させないとうまく燃えてくれないので、継続して確保し続けることが重要です。

わたしも今までに1シーズンだけ十分乾燥した薪が足りず、半年程度乾燥した薪を途中で使用することになりましたが、燃えにくくまたストーブの温度も上がらず大変でした。

ここまでで気付いた方もいるかと思いますが、薪ストーブライフをおくるためには薪を大量に保管する場所が必要になるんです。

このあとは、薪を確保する方法と薪棚についてお話していきます。

薪づくりの第一歩は薪の確保

1 薪ストーブの購入先での薪づくり活動

薪ストーブを導入するときには、ストーブそのものだけでなく薪ストーブライフをおくることまで考えて購入先を検討するほうがいいです。

金額の安さよりもストーブの設置、煙突の施工など、その家に適した提案を行ってもらえるかどうか。設置場所、煙突の取り回し一つで燃焼にも影響を及ぼすので、確かな実績のある業者さんを見つけてください。

また、そういった業者さんでは、アフターフォローや薪づくりの活動など購入した後も継続してつながりを持てる取り組みを行っていることが多いので、検討する際にはそういったことも質問してみるといいですよ。

わたしが購入した業者さんもそういった取り組みを行っていたので、ほかで薪の確保が難しい時でも、なんとかしのぐことができました。

2 知り合い、会社の同僚など誰にでも声をかける

これはやってみるとかなり効果が高いです。直接声をかけた人から木をもらえることもありますが、その人の知人など、声をかけた人がその知り合いなどに、さらに声をかけてくれて思わぬ収穫を手にすることが多々ありました。時にはもうこれ以上は家に保管できなくなり断ることすらありました。

わたしの薪ストーブユーザーの知人は、さらに名刺をつくって山や畑で作業中の人などに配っているそうです。

ただし、時には使用できないような腐りかけの木やごみのような枯れ枝を持ってきてくれる人もいるので、その辺りはうまく対処するようにしましょう。わたしはある程度こんな状態の木が望ましいということは伝えるようにしています。

また、家に煙突や薪棚があると通りすがりの人が声をかけてくることもあります。以前通りすがりの人が、我が家に薪があるのを見かけて声をかけてきました。その方の家ではお風呂を薪で焚いていたらしいのですが、家を建て替えて必要なくなりもらってくれる人を探していたそうです。

その時は軽トラック1台分の薪をもらうことができました。

3 裏技

このはなしは、国が管理している川の河川事務所に電話して聞いたことです。

大きな河川では定期的に河川内に生えている木を伐採して処分しているそうで、この時も柳の木を大量に伐採して、無料配布していました。

その引き渡し場所の確認のために、電話をかけて担当の方にうかがっていると、河川敷に勝手に生えている大きな木が、洪水で流されたときに橋げたに引っかかったりして危険なので困るというお話でした。

そこで、よく河川敷で流木や倒木とかを見かけるが、これはもらってもいいですかと聞いてみると全然大丈夫だよとのこたえでした。

実際にまだもらいに行ったことはないので保証はできませんが、もしお近くにそういった河川があるようなら一度確認してみても損はないと思います。

薪を確保するためには、とにかくなんでも聞いてみたり話してみることが大切なことです。積極的に行動しましょう。

薪棚の設置と薪割スペースの確保

1 薪棚の設置

薪ストーブのサイズにもよりますが、6~8面、最低2シーズン分の薪が保管できるスペースが必要です。薪は、乾燥に1年かかるので常に1年間分はストックさせておかなければなりません。

ストーブを焚きはじめて、薪棚が空いたらすぐに補充していくようなやりかたなら、1年分のストック場所でも可能かもしれませんが、現実的ではないですよね。

下の写真が我が家のメインの薪棚です。写真では5面しか見えていませんが、全部で6面あります。この量で2シーズン持つかどうかになります。

この薪棚の材料はウリンです ウリンについての説明は下記リンクにあります

ウッドデッキを作るなら、断然アイアンウッドがおすすめ!

このほかにも、写真を撮っているところの後ろに2面分、ウッドデッキに1面と家庭菜園だったところに仮設で作った薪棚4面分、玄関横に2面分があります。

家庭菜園にある単管パイプによる仮設の薪棚と玄関横の簡易薪棚

ウッドデッキの薪棚は雨が強く降っても濡れない場所なので、家の中に取り込んでいたものが尽きるような長雨の時でも使用できて安心です。

ウッドデッキ上に設置し地面から離してあります

ただ、家の外壁に沿って薪棚を設置すると万が一シロアリが付いた場合は家に侵入する可能性があるので注意が必要です。

我が家もこの薪棚以外はすべて建物とは離して設置しています。

こうして見るとかなり薪の保管スペースが必要なことがわかりますよね。薪ストーブを導入する際には、薪の保管スペースも一緒に考えるようにしましょう。

下記リンクの薪ラックは我が家でも使用している簡易タイプの薪棚ですが、薪棚造るのめんどくさいという人にはおすすめです。

屋根を自作すれば軒下以外でも設置できます、このサイトではその取り付け部品もおまけでつけてくれるそうです。しかも私が購入した値段よりかなり安い・・・

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2 薪割スペース

この薪割スペースも結構重要です。斧を振れるぐらいのスペースがあればいいんじゃないのと思われるかもしれませんが、割った薪が勢いよく飛んでいくので、ある程度の広さと周囲のものに割った薪が当たって壊れたりしないようにしておく必要があります。

我が家も薪棚を増設したため、駐車場で薪割をするようになりました。そこにはエコキュートやエアコンの室外機、もちろん自動車もあり、割った薪が当たればプラスチックでできた部分ならあっけなく破損するし金属はへこみますので、割る方向に気を付けたり周囲を養生して薪割する必要があります。

おそらく駐車場が薪割スペースになる方が多いと思いますが、薪割の際は周囲に注意してください。割った薪は飛びます!

そうならないように古タイヤの中に木を置いて割ったり、ゴムチューブなどを木に巻いて割る方法もあるので参考にしてみてください。

いかがでしたか?

薪ストーブのある生活ってたいへんだなと思われますか?それともいろいろと考えなければいけないけど何とかやれそうだなと思いますか?

後者であれば、ポジティブに考え行動していければきっと何とかなりますので、ぜひ薪ストーブライフの一歩を踏み出してみませんか?

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