ニクワックスでゴアテックスレインパーカーの撥水処理を行ってみた

発見!

こんにちは、りんさんです。

数年前にメルカリで購入したゴアテックスレインパーカーが、ほとんど撥水しなくなってきたためニクワックスで撥水処理してみました。

このゴアテックスレインパーカーは、米軍放出品でほとんど撥水せず布地に雨がしみ込んでいました。そこで市販の防水スプレーを購入して試してみてもあまり効果が見られなかったので、それほど期待はしていなかったのですが、今回ニクワックスで撥水処理したら見違えるほど撥水するようになったので、その処理の方法とコツについてお伝えします。

もともとコンバットテントの撥水処理用に1Lサイズのニクワックスを購入していたので、それを使って洗浄、撥水処理を行います。

コンバットテントの撥水処理の詳細はこちらからどうぞ。

ゴアテックスレインパーカー洗浄、撥水処理手順

洗浄

大きめのたらいにぬるま湯を入れテックウォッシュを規定量入れます。

1着当たり100mlのテックウォッシュを使用 ぬるま湯は18L以下だそうです。

ゴアテックスレインパーカーを入れ押し洗いします。

ついゴシゴシやりたくなりますが、揉んだりこすったりすると布地を傷めそうなのでできるだけやさしく行います。

犬用のレインパーカーの時はただの1枚布だったのでゴシゴシ洗いましたが・・・ゴアテックスのほうは複層になっているので剥がれたりしたら大変ですからね。

その時の記事はこちらです。

  • 5分くらいしっかりと押し洗いしていると水がかなり濁ってきます。

汚れが出てきているのがわかります。

そうしたら汚れた水を捨ててきれいな水で何度かすすぎ洗いをします。

すすぎ洗いができたら次はダイレクトウォッシュインで撥水処理を行います。

撥水処理

たらいにぬるま湯を6Lとダイレクトウォッシュインを50ml入れ、先ほどすすいだゴアテックスレインパーカーを入れ浸します。

成分がよくいきわたるようにかき混ぜ5分程放置します。

またかき混ぜて同じように5分程放置したらすすぎます。

ダイレクトウォッシュインの成分が流れてしまうのではないかと、すすぐのをためらってしまいがちですが、しっかりとすすぐようにします。犬用レインコートの撥水処理の時はすすがなかったのですが、あまり効果が感じられなかったので今回は説明通りにすすいでみました。

ポケットの中とかに水が残りがちなのでその中もしっかりすすぎましょう。

すすいだら陰干しして乾かします。このときもポケットの中に水が溜まっているのでしっかりと出してから干すようにします。

撥水成分定着

ゴアテックスレインパーカーが乾いたら乾燥機に入れて温風で温めます。

ドライヤーでもいいかとは思いますが、乾燥機のほうがまんべんなく熱が加えられると思うのでこちらで温めました。

個人的にはこの工程が一番大事だと思っています。

ニクワックスのボトルには洗浄、撥水処理後のことは説明がありませんが、乾かしただけだと明らかに撥水性能が低いと感じます。

また数回の使用で撥水しなくなってしまうので経済的でもありません。

これは犬用レインコートで実験してみた結果わかったことです。実はいきなりゴアテックスレインパーカーで実験するのも怖かったもので・・・

温める温度も高いほうが撥水性能が長持ちしましたが、ゴアテックスの機能とかに影響出るのが心配なのでほどほどで行います。

だいたい15分程乾燥機に入れて回すことにしました。

取りだすとほんのりあったかい程度でしたが今回は良しとします。たぶん40℃くらいです。

撥水効果

雨の日がやってきました。

さっそくゴアテックスレインパーカーを着て犬の散歩に出かけます。

もちろんモカちゃんもニクワックスで撥水処理したレインパーカーを着ています。

そこそこの雨が降っていますが、いい感じで雨をはじいています。

この写真の時で4回目の着用ですが今のところ撥水効果は変わりません。

犬用のレインパーカーのほうはもう5、6回は雨の中で使用していますがまだまだ大丈夫そうです。

何度も洗浄、撥水処理を繰り返すことで効果が長持ちしている感じがします。

まとめ

ニクワックスで洗浄するときは、説明書通りに洗浄、撥水処理を行い乾かします。

この後が大事です。

乾燥機や、ドライヤーで温めて撥水成分が繊維にしっかりと定着するようにすることで撥水効果が長持ちします。

ただし温める温度が高すぎると繊維にダメージを及ぼすかもしれないので注意してください。

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